土地の持つ可能性を、建物を通じて最大限に引き出してくれました

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  • K.Hさま
  • 夫婦、夫の両親、兄
  • 茨城県水戸市
  • 2006年12月
今回、家族3世帯の家の設計を、同時にエイプラス・デザインさんにお願いしました。
数年前に新聞記事でお見かけしたのを覚えていて、コンタクトをとったのがきっかけです。

まずは、購入した広い敷地をどうやって活かすか、佐藤さんと何度も打ち合わせを重ねました。
なにしろ3世帯が隣り合って暮らすという計画ですから、なかなか大がかりです。
「ひとつの集落」をつくることをコンセプトに、佐藤さんと計画を進めていきました。

建物の外観は統一して、それぞれの世帯に色で区切りをつけるようなイメージでお願いしました。
また、各建屋では、部屋数をあまりつくらずに、それぞれの家族がなるべく揃って快適に過ごせるようにと考えました。

実際にそこまで部屋の数は必要ないと思っていましたし、なによりこの考え方は、コスト面でとても有効でした。

趣味をきわめた兄世帯の家
まずは、兄世帯の家。
ここはこだわりのつまった空間になっています。
入ってすぐのガレージには、兄がネジの一本までキレイに磨き上げた自慢の車やバイク達が並びます。
リビングにもガレージに向けて大きなガラス窓が設けてあり、いつでも好きな時にこの宝物を眺めることができます。

また、リビングに置いたテレビは、キッチン、ベッドルームからも見られるようなつくりになっています。
これは兄の要望だったのですが、一見無茶とも思えるこんな要望を、きちんと形にしてくれた佐藤さんのアイデアには本当に驚きました。
さすがはプロの建築家だと、皆で舌を巻きました。

「船」をイメージした内装は、兄のアイデアなんです。
本人が小物にもこだわって、照明や食器棚、映画さながらの臨場感が味わえるステレオサラウンドなど、自ら探してきて自分で取り付けていました。
訪れた人は、皆驚きの表情を見せますね。それがまた兄にはたまらないようです。

開放感あふれる二世帯住宅
次は、両親と私の二世帯住宅です。
中央の玄関を入って、左右に両親の住まいと私の住まいが分かれるつくりになっています。
佐藤さんの提案で、玄関を入ってすぐの廊下はあえて少し幅狭にして、天井を高くとったリビングに入った時に、より大きな開放感を得られるようにしています。
これもプロならではの演出ですよね。

以前から使っていた家具もきちんと組み込んで設計していただくなど、細かなところにまで気配りの行き届いた提案をしていただきました。
その中から、こちらが「これは必要」「これは不要」と判断していけばよく、つねに明快でスムーズでした。

他にも、バスルームはできるだけ広くとり、窓を大きくして露天風呂のイメージにしてもらったり、キッチンにはオーダー製の大理石の一枚板を使用するなど、こだわりたいところには十分にこだわることができました。

このコストパフォーマンスは、エイプラス・デザインならでは。

しかも、これだけやって、大満足のコストパフォーマンスなんです。
この予算で、この建築を実現できたのは、エイプラス・デザインにお願いしたからこそ、でしょう。

我が家の目の前には、田園風景が広がっています。
風の通りもいいですし、なにより季節ごとの景色を楽しめるのが素晴らしい。
秋になると黄金色の絨毯がまぶしく、うっとりしてしまうほどです。
この土地が持つ可能性を、エイプラス・デザインが最大限に引き出してくれたお陰で、私たちは日々、美しい景色を堪能することができています。

震災の影響でしまっておいた玄関のオブジェを、今日やっと取りつけました。
佐藤さんからいただいたものなんです。
本当に感謝しています。
ありがとうございました。