私の住宅のつくり方は、どこか洋服を選ぶようなところがあります。
このご家族に合う家のイメージは、ということをいつも考えています。
とても真面目なご主人と働きものの奥さま。
ちょっとカカア天下の(笑)、とてもほほえましいご夫婦。
家を建てるにあたってのご要望がまたちょっとおもしろくて、夫妻が購入された楠(くすのき)の一枚板のテーブルがあるのですが、これを中心に据えた家づくりを、というものでした。
つまり、家のすべてがこのテーブルありきで決められていったわけです。
まず、楠のテーブルを置くダイニングを決めました。
そして、とっておきの照明を選んでテーブルの上に据え、家のなかでもっとも引き立つ場所としました。
そこから周りを決めていきました。
必然的にダイニングの床は無垢材になり、他の部屋──リビングのテーブルやソファ、寝室のベッドも無垢材で作ることとなりました。
本当は純和風な趣味のご主人のために、ささやかながら気持ちのよい小上がりもつくりました。
こうして、シンプルだけれど、楠のテーブルが醸すあたたかで落ち着いた存在感が、家じゅうに穏やかに広がっていくような、居心地のいい居住空間が生まれました。
この家を建てている最中に、ご夫妻にはお子さんが誕生されました。
NHHは、3人家族にずっと寄りそって一緒に呼吸していくような、自然体の家になったと思います。
もちろん楠のテーブルは、今もこの家の真ん中で、幸せな家族3人の生活を優しく見守っています。
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このご家族に合う家のイメージは、ということをいつも考えています。
とても真面目なご主人と働きものの奥さま。
ちょっとカカア天下の(笑)、とてもほほえましいご夫婦。
家を建てるにあたってのご要望がまたちょっとおもしろくて、夫妻が購入された楠(くすのき)の一枚板のテーブルがあるのですが、これを中心に据えた家づくりを、というものでした。
つまり、家のすべてがこのテーブルありきで決められていったわけです。
まず、楠のテーブルを置くダイニングを決めました。
そして、とっておきの照明を選んでテーブルの上に据え、家のなかでもっとも引き立つ場所としました。
そこから周りを決めていきました。
必然的にダイニングの床は無垢材になり、他の部屋──リビングのテーブルやソファ、寝室のベッドも無垢材で作ることとなりました。
本当は純和風な趣味のご主人のために、ささやかながら気持ちのよい小上がりもつくりました。
こうして、シンプルだけれど、楠のテーブルが醸すあたたかで落ち着いた存在感が、家じゅうに穏やかに広がっていくような、居心地のいい居住空間が生まれました。
この家を建てている最中に、ご夫妻にはお子さんが誕生されました。
NHHは、3人家族にずっと寄りそって一緒に呼吸していくような、自然体の家になったと思います。
もちろん楠のテーブルは、今もこの家の真ん中で、幸せな家族3人の生活を優しく見守っています。
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建設地 | 茨城県水戸市 |
構造 | 木造 2階建て |
敷地面積 | 234.43㎡ |
延床面積 | 136.64㎡ |
竣工 | 2006年 |
業務内容 | 新築設計監理 |
担当 | 佐藤昌樹 |