家づくりのポイント

住まいでもっとも大切なことは、住まう人が満足すること。
つまり、その人の価値観。
価値観がうまく表現できれば、満足度の高い家となります。

しかし、すべてにこだわるとコストが大変なことに・・・。
大体当初の予算の1.5倍に膨らむケースが多いです。
たとえば、住宅展示場のモデルハウスは、すべてにこだわって最高級の設備を備えているため、平均坪単価90万円程度のものが主流です。
何が一番大切なのか、最低限でいいのは何か、という価値観を明確にし、全体のバランス(コスト計画)を見極めることが大切です。

エイプラス・デザインの考えるポイント

コスト計画

変えられないところ
(コスト削減が見込めない)
構造に関わるところ ── 「基礎」「構造体」
環境に関わるところ ── 「断熱性能」「日当たり」「風通し」
変えられるところ
(コスト削減が見込める)
内装・住設など、カタログで選べるものは、一番安いものでも、全く問題ない。
なるべく工事に含めない努力
(自分でできることは自分でやる、工夫する)
扉は高い。必要のない扉はやめてカーテンなどで代用する。
造付家具はものすごく高い。既製品からを探しまくって、ピッタリはめ込む

可変性

家は生活の器です。生活が変われば、器も変わるべき。
20年、30年と使う家だから、さまざまな可能性に備えたいところですが、最初からすべてを予見することは難しいし、あらゆる可能性に対して備えるのは、経済的にも無理があります。
住む人の人数、生活スタイル等を考え、変われる部分、変わらない部分を考えることが、重要になります。

自然を活かした快適な家(断熱・日照・通風)

土地の特徴を把握せずに、カタログ上で家の間取りを選んでも、良い家はできません。その敷地の特徴(日照、風向き)、背景などを十分に読み解くことが、いい住空間をつくる第一歩。
大切なのは、敷地の断熱・日照・通風のバランスであり、そのすべてを満足して、初めて気持ちのよい家が実現します。

また、光熱費を抑え、環境負荷を低減することにもつながります。
例えば、茨城県内で、断熱・日照・通風がきちんと確保された家を作ると夏の冷房はあまり必要ありません。また、冬の日中も暖かく、あまり暖房が必要ないため、年間を通じて空調コストが大幅減となります。

断熱断熱性能は、快適さの重要な要素。また、住宅エコポイントでも重要な要素となります。
窓は当然ペアガラスがおすすめ。
また、外壁は、外断熱、内断熱がありますが、基本的に外断熱のほうが高効率です。ただし、外断熱は一般的に高コストとなります。
内断熱でも断熱効果は得られますが、高気密高断熱の木造住宅の場合は注意が必要。適切な処理をしていないと、構造体が腐る原因になります。
日照陽光は何にも換えがたい魅力。「南向き」だけが、明るい家の条件ではありません。周囲の状況や将来を考え、季節による太陽高度をきちんと考えて、隣家との距離を確保する等、様々な手段を講じれば、「南向き」でなくとも、快適な採光が実現します。
陽光は、積極的に取り入れるべきですが、夏の日差し対策を怠ると、とんでもないことになります。
トップライト(天窓)や吹き抜けから光が入ってくると、家の中はとても明るくて、冬は快適です。しかし、きちんとコントロールをしないと、夏場は耐えられない暑さになります。
敷地に応じた手段を考慮し、日照をコントロールすることが重要となります。
通風風の通る家は間違いなく快適な家です。家や家財道具を長持ちさせることにもつながります。
風を通すためには、その敷地の風の通り道と窓をうまくリンクさせること。
一つの一つの部屋単位での通風も重要ですが、家全体を風が通るように考えることが大切です。

外観デザインと家の個性

家は住む方の個性そのもの・・・。
・自分のお気に入りの場所を作れるか
・自分を表現するものになっているか
・自分の生活スタイルを受け止めるものになっているか
この3点が重要なポイントになります。
モダン、カジュアル、和風、洋風・・・。住宅デザインの多様化により、住まう方に最適なテイストが選択できます。
また、家は街の一部。
一つ一つの家のデザインが素晴らしくても、あまり自分の家のことばかりを考えていると、良い街にはなりません。気持ちよい街であることは、豊かな生活の重要な要素であるはずです。
街に対して、どういう態度(外観)をとるのか、それがその家や家族の個性の一部となります。
家は街を構成する社会資産歴史や文化をどう取り込むか
既存の街並みを尊重し、街並みに溶け込む
既存の街並みを否定し、新しい街並みを提案する
地域の歴史や文化を尊重し、溶け込む
文化の新しい一面を提案する

構造と住まいの安全

木造在来、2×4、金物工法、集成材、鉄骨造、鉄筋コンクリート造など、さまざまな工法があるが、どれが一番構造的に強いのか?
実は、その質問は、綿100kgと鉄100kgではどちらが重いでしょう?と問うのと同じこと。現行建築基準法をきちんと満たしていれば、どの工法でも地震で倒壊することはほぼありません。
より確かな家づくりのためには、地盤の強さ(あるいは弱さ)をあらかじめ把握し、その土地に応じた耐震構造・免震構造を採用することが大切です。

建築設備

建築設備は便利さをもたらしてくれるが、その便利さは技術の進歩に伴って、どんどん変わっていく。耐用年数も7~10年と比較的短いものが多いです。
「設備は更新するもの」と考え、更新可能なように考えておくことが大切です。

空調空気を暖める方式(対流式)が主流ですが、近年輻射式に移行しつつあります。
対流式エアコン、ストーブ、ファンヒーター等
手軽で比較的安価。室内温度差が大きい。
輻射式床暖房、パネル冷暖房など
工事で建築に組み込む。比較的高価だが、空気を暖める方式より人に優しい。
換気近年建てられた家であれば、シックハウス対策で24時間換気が義務化され、基本的にどの家でも換気はとれています。
ただし、24時間換気はかなり冬寒いため、コストアップでも、熱交換機能がついているほうが快適さを損なわれないことになります。

メンテナンス

メンテナンスフリーなんて幻想。家はメンテンスを必要としています。
様々な材料の組み合わせでできているため、必ず弱い部分があるのです。あらかじめ設備機器は10年、外壁や屋根は15年といった各部位の耐用年数を把握し、対処していくことが快適な家を守る秘訣です。