- Nさま
- 夫婦、子供2人
- 茨城県水戸市
- 2005年2月
きっかけは水戸市にある家具店でひと目惚れした、大きな一枚板のテーブル。
後にも先にもこんな素敵なテーブルは見たことがなく、「これに似合う家に住みたい!」と始まった私たちの家づくりでした。
家具店の店主の紹介で、その場に来ていただいたのが、エイプラス・デザイン社長の佐藤さんでした。気さくなお人柄で、お話を伺う間にぐいぐいと引き込まれてしまい、気づいた時には私たち、すっかり佐藤さんのファンになっていました。
家づくりをお願いすることに決め、「木のぬくもり」を感じられる家にしたいという私たちの希望をお伝えしました。
佐藤さんと相談しながら、先のテーブル以外にも、ソファやテレビボードを同じ店で購入し、また、それらに合う他の家具を佐藤さんに作りつけで製作してもらったりして、家全体の色合いを統一していきました。
こちらの都合でかなり遠方にいる時もあったのですが、佐藤さんが快く打ち合わせに来てくださったのを覚えています。
実際に住んでみて実感したのは、風通しのいい家だということ。
直線上に窓を付けていただいたのはこのためだったのかと、あらためて納得しました。
木のぬくもりのある家に、気持ちのいい風が通り抜けて、子供たちものびのび成長しています。
予算に関しても、佐藤さんはいろいろ考えてくださって、最終的にかかった金額は、他の工務店やハウスメーカーと比べてもお釣りがくるくらいでした。引っ越し費用などを合わせてですよ。
にもかかわらず、基礎の柱や断熱材など、「通常より多めに入っている」と大工さんに聞いて驚きました。
しっかり造っていただいたのだと実感したのは、やはり先日起こった東日本大震災の時でした。
仕事場で体験したあの大きな揺れ、大混雑の帰路・・・。
「家はどうなっているのか?」
「あのテーブルが外に飛び出しているんじゃないか?」
・・・大きな不安の中、家に入ってみてビックリ。
時計や小物が2、3個落ちていたくらいで、お皿はひとつも割れていませんし、テーブルの上のものもそのままでした。
あらためて本当に頑丈な家なのだ、と実感しました。
最近は、佐藤さん、ますます幅広く活躍されているご様子ですよね。
街を歩くとエイプラス・デザインの作品と思われる建物をよく目にします。評判もよく耳にします。
ご活躍はもちろん当然のことと思いますが、私たち、じつはちょっと嫉妬してもいます。
私たち夫婦のなかで佐藤さんは、「人に教えたくない隠れた名店」のような存在。
できれば、私たちだけの建築家でいてほしかったのですが。それはちょっとわがままでしょうかね(笑)。